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地方銀行ランキング|法人融資の候補を都道府県別に比較する方法

執筆: 法人融資ナビ編集部 / 公開: 2026-05-21 / 更新: 2026-08-28

地方銀行・第二地銀の選定は「全国順位」より「本店所在県の地縁」が決定的に効く

当サイト掲載の59行(地方銀行52・第二地方銀行7)を本店所在地別に集計したところ、横浜銀行・福岡銀行・常陽銀行・西日本シティ銀行・きらぼし銀行・静岡銀行・関西みらい銀行・八十二銀行の8行が借りやすさ4/スピード4の同点最上位となった。本記事は47都道府県・8地域ブロック別の地銀ランキングを一覧化する。

要点

この記事で先に確認すること

01
当サイト掲載 地方銀行・第二地方銀行の数
地方銀行52行・第二地方銀行7行(合計59行)
出典: 当サイト掲載銀行データ(2026年8月時点 lib/data/banks.ts 集計)
02
全国の所属行数
全国地方銀行協会61行・第二地方銀行協会34行(合計95行)
出典: 全国地方銀行協会(2025年1月時点)/第二地方銀行協会(2026年5月時点)
03
地方銀行のメインバンクシェア(全国)
39.76%(前年比-0.52pt・7年ぶりに4割を下回る)
出典: 帝国データバンク「全国メインバンク動向調査(2025年)」
04
第二地方銀行のメインバンクシェア
9.39%(前年比-0.15pt・調査開始以降で最低)
出典: 帝国データバンク「全国メインバンク動向調査(2025年)」
05
1行単独で県内シェア60%超の地銀(5県)
長崎県・十八親和銀行83.27%/青森県・青森みちのく銀行70.76%/和歌山県・紀陽銀行62.72%/島根県・山陰合同銀行61.80%/宮崎県・宮崎銀行61.26%
出典: 帝国データバンク「全国メインバンク動向調査(2025年)」
06
メインバンク社数 全国地銀1位
北洋銀行(北海道・第二地方銀行)2万3910社(全国全業態で5位)
出典: 帝国データバンク「全国メインバンク動向調査(2025年)」
07
当サイト 借りやすさ4/スピード4の最上位8行
横浜銀行・福岡銀行・常陽銀行・静岡銀行・きらぼし銀行・西日本シティ銀行・関西みらい銀行・八十二銀行
出典: 当サイトスコアリング(公式商品ページ・ディスクロージャー要件をもとに採点)
関連銀行横浜銀行地方銀行
詳細を見る →

SECTION 01

地方銀行・第二地銀の選び方:全国順位より「本店所在県」が決定的に効く

地方銀行・第二地方銀行を中小企業が比較するとき、最初に確認すべきは「自社所在地が本店圏内かどうか」だ。地銀の融資判断は地域企業との長期取引・地縁を前提に組み立てられているため、本店所在県・主要支店圏外の事業者には支店審査の優先順位が下がりやすい。

例えば長崎県内では十八親和銀行が県内シェア83.27%(帝国データバンク 2025年調査)と全国唯一の8割超え、青森県の青森みちのく銀行70.76%、和歌山県の紀陽銀行62.72%、島根県の山陰合同銀行61.80%、宮崎県の宮崎銀行61.26%と、5県では地銀1行が単独で6割超のシェアを持つ。

逆に東京都・大阪府・愛知県のメガバンク本拠地ではメインバンクシェアでメガバンクが1位となる。「全国総合ランキング」より「自分の県で何位の地銀か」を起点に選ぶのが合理的だ。

地方銀行カテゴリの基本構造(2025〜2026年)

指標地方銀行第二地方銀行
全国の所属行数61行(全国地方銀行協会)34行(第二地方銀行協会)
当サイト掲載数52行7行(北洋銀行・名古屋銀行・高知銀行・みなと銀行・徳島大正銀行・香川銀行・沖縄海邦銀行)
メインバンクシェア(全国)39.76%(業態別1位)9.39%(調査開始以降最低)
典型的な営業エリア本店県+隣接2〜5県本店県中心の小エリア
主要顧客層中堅〜中小企業(年商1億〜数百億)中小企業中心のプロパー対応
組織形態株式会社株式会社(旧相互銀行が前身)

SECTION 02

全国総合ランキング:借りやすさ+スピード合計8点の最上位8行

当サイト独自の2軸スコア(借りやすさ/スピード、各5段階)で59行を集計した結果、合計8点(借りやすさ4/スピード4)が最上位グループとなり、横浜銀行(神奈川)・福岡銀行(福岡)・常陽銀行(茨城)・静岡銀行(静岡)・きらぼし銀行(東京)・西日本シティ銀行(福岡)・関西みらい銀行(大阪)・八十二銀行(長野)の8行が同点で並んだ。いずれもプロパー融資(信用保証協会を介さない自己査定融資)の経験値が高く、地域内の中堅以上の中小企業に対する標準的な審査期間は概ね4〜6週間。第二地方銀行カテゴリでは名古屋銀行(愛知)・高知銀行(高知)・香川銀行(香川)・沖縄海邦銀行(沖縄)が借りやすさ4/スピード3(合計7点)でトップとなり、北洋銀行(北海道)はメインバンク社数で全国地銀トップの2万3910社を持つ実績がある一方、当サイトスコアはみなと銀行(兵庫)・徳島大正銀行(徳島)と同じ借りやすさ3/スピード3となっている。

当サイト掲載 地方銀行・第二地銀 総合ランキング上位(loanEase+speed順)

順位銀行名本店所在地借りやすさスピード備考
1(同点)横浜銀行神奈川県44神奈川・東京の製造/物流/IT向けに強い
1(同点)福岡銀行福岡県44九州最大ネットワーク・アジア展開支援
1(同点)常陽銀行茨城県44茨城・栃木の製造業設備投資に強み
1(同点)静岡銀行静岡県44静岡県内製造業の海外進出融資
1(同点)きらぼし銀行東京都44東京都内の中小企業に注力
1(同点)西日本シティ銀行福岡県44九州・沖縄圏の広域カバー
1(同点)関西みらい銀行大阪府44近畿2府4県の中小企業対応
1(同点)八十二銀行長野県44長野県内主要企業の取引基盤
9(同点)名古屋銀行 ほか33行各県43合計7点グループ(第二地銀含む)

SECTION 03

47都道府県別:自社の県の「第一候補」地銀一覧

都道府県別では、各県に本店を置く地方銀行・第二地方銀行を借りやすさ+スピード順に並べた。北海道は北海道銀行(地方銀行)と北洋銀行(第二地方銀行)の2行体制で、本州側の県とは異なる選択肢構造を持つ。

秋田県・岩手県・大阪府・埼玉県・福岡県・愛知県・沖縄県・徳島県・香川県・兵庫県のように複数の地銀が本店を構える県では、業種特性・規模・取引深度で使い分ける余地がある。一方、北陸4県(富山・石川・福井・新潟)や四国の愛媛県・高知県はそれぞれ1県1行で固定されており、選定の自由度は低いが地銀との関係構築が長期的な資金調達の安定に直結する

47都道府県別 当サイト掲載 地方銀行・第二地方銀行(本店所在地ベース)

都道府県銀行借りやすさ/スピード
北海道北海道銀行(地方)/北洋銀行(第二地方)3/3 / 3/3
青森県青森みちのく銀行(地方)4/3
岩手県岩手銀行・東北銀行(いずれも地方)4/3 / 4/3
宮城県七十七銀行(地方)4/3
秋田県北都銀行・秋田銀行(いずれも地方)4/3 / 3/3
山形県山形銀行(地方)3/3
福島県東邦銀行(地方)4/3
茨城県常陽銀行(地方)4/4
栃木県栃木銀行(地方)4/3
群馬県群馬銀行(地方)3/3
埼玉県武蔵野銀行・埼玉りそな銀行(いずれも地方)4/3 / 4/3
千葉県千葉銀行(地方)3/3
東京都きらぼし銀行(地方)4/4
神奈川県横浜銀行(地方)4/4
新潟県第四北越銀行(地方)4/3
富山県北陸銀行(地方)4/3
石川県北國銀行(地方)3/4
福井県福井銀行(地方)4/3
山梨県山梨中央銀行(地方)4/3
長野県八十二銀行(地方)4/4
岐阜県十六銀行(地方)4/3
静岡県静岡銀行(地方)4/4
愛知県名古屋銀行(第二地方)/あいち銀行(地方)4/3 / 3/3
三重県百五銀行(地方)3/3
滋賀県滋賀銀行(地方)4/3
京都府京都銀行(地方)4/3
大阪府関西みらい銀行・池田泉州銀行(いずれも地方)4/4 / 4/3
兵庫県但馬銀行(地方)/みなと銀行(第二地方)3/3 / 3/3
奈良県南都銀行(地方)3/3
和歌山県紀陽銀行(地方)4/3
鳥取県鳥取銀行(地方)4/3
島根県山陰合同銀行(地方)4/3
岡山県中国銀行(地方)4/3
広島県広島銀行(地方)4/3
山口県山口銀行(地方)3/3
徳島県阿波銀行(地方)/徳島大正銀行(第二地方)4/3 / 3/3
香川県百十四銀行(地方)/香川銀行(第二地方)3/3 / 4/3
愛媛県伊予銀行(地方)4/3
高知県高知銀行(第二地方)4/3
福岡県福岡銀行・西日本シティ銀行(いずれも地方)4/4 / 4/4
佐賀県佐賀銀行(地方)4/3
長崎県十八親和銀行(地方)3/3
熊本県肥後銀行(地方)4/3
大分県大分銀行(地方)4/3
宮崎県宮崎銀行(地方)4/3
鹿児島県鹿児島銀行(地方)4/3
沖縄県沖縄銀行・琉球銀行(いずれも地方)/沖縄海邦銀行(第二地方)4/3 / 3/3 / 4/3

SECTION 04

埼玉県・山口県・徳島県の銀行ランキング:候補行の役割分担

47都道府県別の一覧のうち、本店行が複数ある県・1県1行体制の県それぞれの代表例として、埼玉県・山口県・徳島県を掘り下げる。埼玉県は武蔵野銀行・埼玉りそな銀行の2行体制、山口県は山口銀行の1行体制、徳島県は阿波銀行・徳島大正銀行の2行体制と、県によって候補構造が異なる。同じ「地方銀行本店県」でも複数行から使い分けるべきか、1行を軸に隣接エリアとの連携を見るべきかが変わるため、各県の具体的な商品・条件を以下で確認する。

埼玉県の銀行ランキング:武蔵野銀行と埼玉りそな銀行

埼玉県には武蔵野銀行・埼玉りそな銀行の2行が本店を構え、当サイトスコアはいずれも借りやすさ4/スピード3で並ぶ。武蔵野銀行はむさしのビジネスローン「応援力」(業歴2年以上・決算書2期のみ・担保不要・代表者保証のみで最大300万円)を軸に、埼玉県北部・西部の工業団地に集積する製造業・物流業への融資ノウハウを持つ。埼玉りそな銀行はりそなグループの一員として、創業応援パック・創業応援ファンドによる創業期支援から、事業承継・IPOファンド、私募債、ESG目標設定特約付融資まで、成長段階に応じた法人メニューを幅広く揃える。

工業団地立地の製造・物流業は武蔵野銀行、創業期の資金調達からグループ連携の経営支援まで一括で相談したい場合は埼玉りそな銀行、という使い分けが目安になる。

山口県の銀行ランキング:山口銀行1行体制と九州連携

山口県は山口銀行が唯一の本店行で、当サイトスコアは借りやすさ3/スピード3。もみじ銀行・北九州銀行と山口フィナンシャルグループを構成しており、山口県内にとどまらず広島県・福岡県を含む広域の法人融資ニーズに対応できる点が特色だ。ビジネスローン「ジャストミート」は業歴3年以上・オリックス株式会社の保証付きで、担保不要のまま100万円から8,000万円までの無担保融資に対応する。

化学・重工業など山口県固有の製造業向け設備投資融資の実績も豊富で、県内での事業拡大に加え、グループ連携を通じた広島・北九州方面への商圏拡大を検討する企業にも選択肢になる。

徳島県の銀行ランキング:阿波銀行と徳島大正銀行

徳島県には阿波銀行(地方銀行、借りやすさ4/スピード3)と徳島大正銀行(第二地方銀行、借りやすさ3/スピード3)の2行がある。阿波銀行は徳島県最大手で、運転資金向けの当座貸越「あわぎんビジネスサポートローン」、事業性評価に基づく「あわぎん事業応援ローン」、設備・長期運転資金向けの「あわぎん産業ローン」の3商品を中心に、農業・水産・食品加工など徳島固有の産業を支援する。徳島大正銀行は2020年に徳島銀行と大正銀行が合併して誕生し、旧大正銀行の店舗網を引き継ぐ形で大阪府にも展開している点が特色で、「ビジネスローン快援隊V」は業歴2年以上・無担保・代表者保証1名原則で100万円から3,000万円まで対応する。

徳島県内で完結する取引なら阿波銀行、大阪府との取引もあわせて持つ事業者は徳島大正銀行も候補になる。

SECTION 05

大分県・岡山県・兵庫県の銀行ランキング:単独本店行と複数本店行の対応差

47都道府県別の一覧のうち、大分県・岡山県は1行のみが本店を置く単独本店行の県、兵庫県は但馬銀行・みなと銀行の2行体制の県として、それぞれの具体的な商品・条件を掘り下げる。単独本店行の県は選択の幅こそ狭いが地域の主要産業に精通した商品設計が特徴で、2行体制の兵庫県は事業の性質によって候補行を使い分けられる。

大分県の銀行ランキング:大分銀行

大分県には大分銀行が唯一の本店行として立地し、当サイトスコアは借りやすさ4/スピード3。ビジネスローンは個人事業主または法人代表者向けに10万円以上300万円以下を、保証会社アコム株式会社の保証により担保・保証人不要で扱う(証書タイプは1万円単位、カードタイプは10万円単位)。より大きな事業資金は、手形割引・手形貸付・証書貸付・当座貸越・県や市町村の制度資金を窓口で個別に相談する形になる。

大分県固有の温泉観光・農業・食品・精密機械といった産業への融資ノウハウを持ち、小口の資金需要はビジネスローン、まとまった事業資金は窓口相談という二段構えで検討するのが実務的だ。

岡山県の銀行ランキング:中国銀行

岡山県は中国銀行が本店を置く唯一の地方銀行で、当サイトスコアは借りやすさ4/スピード3。創業融資は創業5年未満向けの「結芽(ゆめ)」(岡山県信用保証協会の保証付き・担保不要・3,500万円以内、通常金利から最大年0.15%優遇)と、創業3年未満向けの「結希(ゆうき)」(同3,500万円以内、当初3年間は段階金利)の2本立てで、創業タイミングに応じて選べる。既存事業者向けは「ちゅうぎんビジネスローン」がTKC会員税理士の顧問先向け(5,000万円以内)と岡山県産業振興財団の賛助会員向け(100万〜5,000万円)に分かれる。

岡山・広島・香川・愛媛・兵庫・鳥取に広がる店舗網を持つため、瀬戸内圏をまたいで事業展開する製造業・農業法人にも対応しやすい。

兵庫県の銀行ランキング:但馬銀行とみなと銀行

兵庫県には但馬銀行(地方銀行、借りやすさ3/スピード3)とみなと銀行(第二地方銀行、借りやすさ3/スピード3)の2行がある。但馬銀行は兵庫県豊岡市が本店で、創業予定者・税務申告2期未満の事業者向け「たんぎん創業サポートローン」(1,000万円以内、運転資金5年以内・設備資金15年以内)と、承認済みの経営革新計画に沿う「たんぎん経営革新サポートローン」(原則7年以内)を軸にする。みなと銀行は神戸市が本店で、TKC近畿兵庫会会員向け「みなとTKCローン」(5,000万円以内、運転資金5年以内・設備資金7年以内)と、日本政策金融公庫との同時申込みを条件にした創業者向けローン「船出」(100万円以上500万円以内)を持つ。

県北部・但馬地域の企業や経営革新計画に取り組む企業は但馬銀行、神戸市周辺でTKC顧問先または公庫との協調を検討する創業期の企業はみなと銀行、という使い分けが目安になる。

SECTION 06

地域ブロック別ランキング:8ブロックの上位行と地銀の特色

地方銀行・第二地銀は本店県を超えて隣接県・経済圏に支店を展開しており、地域ブロック単位での比較も実務上有効だ。

関東ブロックでは常陽銀行・きらぼし銀行・横浜銀行の3行が借りやすさ4/スピード4で並び、東京都内本社の中小企業にとっては実質的にこの3行+千葉銀行・武蔵野銀行・埼玉りそな銀行の6行が候補になる。九州・沖縄ブロックでは福岡銀行・西日本シティ銀行が同点トップ(4/4)で、肥後銀行・鹿児島銀行・大分銀行などが4/3で続く。

北陸・甲信越ブロックでは八十二銀行(4/4)が単独トップで、新潟・富山・石川・福井・山梨の各県は1県1行体制となっている。東海ブロックは静岡銀行(4/4)がトップ、近畿は関西みらい銀行(4/4)が筆頭となる。

本店圏内に該当地銀がない場合は、隣接県の地銀が支店展開しているかを確認するのが次善策となる

8地域ブロック別 上位行サマリ(借りやすさ+スピード合計順)

地域ブロック構成県数当サイト掲載行数上位行(合計点)
北海道・東北7県10行岩手銀行・北都銀行・七十七銀行ほか(7点)
関東7都県8行常陽銀行・きらぼし銀行・横浜銀行(8点)
北陸・甲信越6県6行八十二銀行(8点)/第四北越銀行ほか(7点)
東海4県5行静岡銀行(8点)/十六銀行・名古屋銀行(7点)
近畿6府県8行関西みらい銀行(8点)/池田泉州銀行・紀陽銀行ほか(7点)
中国5県5行中国銀行・広島銀行・山陰合同銀行・鳥取銀行(7点)
四国4県6行阿波銀行・香川銀行・伊予銀行・高知銀行(7点)
九州・沖縄8県11行福岡銀行・西日本シティ銀行(8点)/肥後銀行ほか(7点)

SECTION 07

地方銀行と第二地方銀行の使い分け:規模・対応力・案件種類で選ぶ

同じ「地銀カテゴリ」でも、地方銀行と第二地方銀行は組織規模・顧客層・融資姿勢が異なる。地方銀行(全国61行)は預金量数兆〜十数兆円規模が中心で、中堅〜中小企業の幅広い案件に対応する。一方、第二地方銀行(全国34行)は前身が相互銀行で、もともと中小企業向け融資に特化してきた経緯から、規模はやや小さいがプロパー融資の小回りが利く傾向がある。

当サイト掲載の第二地銀7行のうち、北洋銀行は北海道内で地銀トップのメインバンク社数(2万3910社・全国地銀1位)を持ち、名古屋銀行は愛知県内で地方銀行のあいち銀行と並走する第二の選択肢、高知銀行は四万十川流域・第一次産業向けの地縁ノウハウを持つ。残る4行(みなと銀行・徳島大正銀行・香川銀行・沖縄海邦銀行)はいずれも本店県で地方銀行と並ぶ選択肢となっている。

「規模と総合力なら地方銀行」「中小規模・小回り重視なら第二地方銀行」が選定の基本軸となる。地方銀行のメインバンクシェアは2025年に39.76%(前年比-0.52pt)と7年ぶりに4割を下回り、第二地方銀行も9.39%と調査開始以来最低となっている点は、ネット銀行・公庫等の代替選択肢が増えている構造変化として押さえておきたい。

SOURCES

この記事で参照した根拠

  1. 01

    当サイト掲載 地方銀行・第二地方銀行の数

    出典: 当サイト掲載銀行データ(2026年8月時点 lib/data/banks.ts 集計)

  2. 02
  3. 03

    地方銀行のメインバンクシェア(全国)

    出典: 帝国データバンク「全国メインバンク動向調査(2025年)」

  4. 04

    第二地方銀行のメインバンクシェア

    出典: 帝国データバンク「全国メインバンク動向調査(2025年)」

  5. 05

    1行単独で県内シェア60%超の地銀(5県)

    出典: 帝国データバンク「全国メインバンク動向調査(2025年)」

  6. 06
  7. 07

    当サイト 借りやすさ4/スピード4の最上位8行

    出典: 当サイトスコアリング(公式商品ページ・ディスクロージャー要件をもとに採点)

数値・制度は変更される場合があります。確認方法と訂正方針は 運営・編集方針をご覧ください。

FAQ

よくある質問

Q本店圏内に地銀がない都道府県では、どの銀行を優先すべきですか?
A

隣接県に本店を持つ地銀が自県に支店展開しているかをまず確認するのが基本だ。例えば兵庫県は本店行(兵庫県本店の地方銀行)がないが、関西みらい銀行・池田泉州銀行(大阪府本店)が県内に支店網を持つ。地銀が手薄な地域では信用金庫・日本政策金融公庫・ネット銀行を組み合わせて補完する設計が現実的だ。

Q都道府県シェアトップの地銀(十八親和・紀陽・山陰合同等)は審査が通りやすいのですか?
A

シェアが高いことと審査の通りやすさは必ずしも一致しない。シェアが高い銀行は同地域内の競合圧力が小さいため金利・条件の競争性は緩やかになる傾向がある一方、地域企業との関係蓄積が厚く融資判断が早く進むケースも多い。当サイトの借りやすさスコアは商品要件ベースの定量評価なので、シェアと併せて比較してほしい。

Q地方銀行と第二地方銀行は中小企業から見てどう違いますか?
A

地方銀行(全国61行)は規模が大きく中堅〜中小企業の幅広い案件に対応する。第二地方銀行(全国34行)は前身が相互銀行で中小企業向け融資の小回りが効く。

当サイト掲載では北洋銀行・名古屋銀行・高知銀行・みなと銀行・徳島大正銀行・香川銀行・沖縄海邦銀行の7行が第二地方銀行で、いずれもプロパー融資の地縁ノウハウを持つ。規模重視なら地方銀行、小規模・機動性重視なら第二地方銀行が選定の基本軸となる。

Q同じ県に複数の地銀がある場合(埼玉・大阪・福岡など)はどう選び分けますか?
A

①業種マッチング(製造業に強い・農業に強い等)、②取引深度(メインバンクにするか副メインにするか)、③店舗の物理的距離、の3軸で選ぶのが実務的だ。例えば福岡県では福岡銀行(FFG・アジア展開支援に強い)と西日本シティ銀行(九州・沖縄広域)で支援領域が異なる。最初の相見積もりで両行に同条件で相談し、担当者の伴走度・回答スピードで判断するのが推奨される。

Q地方銀行のメインバンクシェアが2025年に4割を下回ったのはなぜですか?
A

帝国データバンクの2025年調査では地方銀行シェアが39.76%(前年比-0.52pt)と7年ぶりに4割を下回った。主要因はネット銀行(GMOあおぞらネット銀行・住信SBIネット銀行等)の中小企業向け融資拡大と、メガバンクの地方支店ネットワーク再構築だ。ただし42道府県では依然として地銀・第二地銀がトップシェアを占めており、地域企業にとっての主軸という位置付け自体は維持されている。

Q本店圏外の地銀(例:横浜銀行に大阪の企業が)に申込むことはできますか?
A

形式上は可能だが、支店審査の優先順位は本店圏内企業より下がるのが一般的だ。大型案件(数億〜十数億円)や海外展開支援など本店圏外でも特殊な強みがある案件以外は、地縁を持つ自県の地銀に第一候補を絞り、補完で公庫・ネット銀行・信用金庫を組み合わせる設計のほうが審査効率が良い。

Qメガバンクと地方銀行を併用するメリットはありますか?
A

ある。メガバンク(みずほ・三菱UFJ・三井住友・りそな)は大口・海外送金・グループ金融に強く、地方銀行は地域内の中小取引先紹介・経営伴走に強い。

役割分担で併用すると、平時の取引深度を地銀で築きつつ大型案件や海外関連はメガバンクで処理する体制が組める。実務上は地方銀行をメイン、メガバンク・公庫をサブとする構成が一般的だ。

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