滋賀県の制度融資ガイド|中小企業振興資金と令和8年度の改正点
公開: 2026-06-07
滋賀県中小企業振興資金融資制度は、滋賀県・取扱金融機関・滋賀県信用保証協会の三者連携で県内中小企業に資金を供給する公的融資です。令和8年4月1日から基準金利が2.2%となり、政策推進資金に「GX・DX推進枠」「女性活躍推進枠」が新設されました。本記事で仕組み・主要メニュー・対象者・申込手順を整理します。
この記事のポイント
令和8年4月1日からの基準金利
滋賀県は令和8年度の制度融資改正で、融資利率について「令和8年4月1日から基準金利を2.2%とします」と発表した。各枠の利率はこの基準金利を起点に設定される
出典: 滋賀県「令和8年度中小企業者向け制度融資の改正について」 https://www.pref.shiga.lg.jp/kensei/koho/e-shinbun/oshirase/349644.html
令和8年4月新設の政策推進資金2枠
政策推進資金に「GX・DX推進枠」(脱炭素化・デジタル技術活用に取り組む事業者の設備・運転資金)と「女性活躍推進枠」(滋賀県女性活躍推進企業認証制度の認証取得企業の事業拡大・課題解決資金)が新設された
出典: 滋賀県「令和8年度中小企業者向け制度融資の改正について」 https://www.pref.shiga.lg.jp/kensei/koho/e-shinbun/oshirase/349644.html
がんばる企業応援枠の拡充・経営支援資金の期間延長
「がんばる企業応援枠」が国のモニタリング強化型特別保証制度の活用により拡充され、認定支援機関との連携で月次財務報告を行う企業が追加対象となった。経営支援資金の運転資金の融資期間は「7年以内(据置1年以内)」に延長された
出典: 滋賀県「令和8年度中小企業者向け制度融資の改正について」 https://www.pref.shiga.lg.jp/kensei/koho/e-shinbun/oshirase/349644.html
制度の目的と主要メニュー構成
県内中小企業者等の経営の安定と体質改善に必要な資金を貸し付け、経営基盤の強化と振興発展に資することを目的とする。経営支援資金・政策推進資金(各枠)・セーフティネット資金・緊急経済対策資金・開業資金などで構成される
出典: 滋賀県「中小企業者向け制度融資のご案内」 https://www.pref.shiga.lg.jp/ippan/shigotosangyou/kigyou/300703.html
取扱金融機関と申込様式
取扱金融機関には滋賀銀行・関西みらい銀行・滋賀県信用組合・滋賀中央信用金庫・長浜信用金庫・湖東信用金庫・京都銀行・京都信用金庫・商工組合中央金庫などがある。申請様式には「あっせん申込用」と「金融機関直接申込用」の借入申込書が用意されている
出典: 滋賀県「滋賀県中小企業振興資金【申請様式等ダウンロード】」 https://www.pref.shiga.lg.jp/ippan/shigotosangyou/kigyou/18018.html
滋賀県中小企業振興資金融資制度の仕組みと令和8年度の改正点
滋賀県中小企業振興資金融資制度は、滋賀県が制度を設計し、滋賀県信用保証協会が信用保証を付け、取扱金融機関が県の定める条件で融資を実行する三者連携の公的融資制度です。滋賀県公式によると、県内の中小企業者等の経営の安定と体質改善に必要な資金を貸し付けることで「中小企業の経営基盤の強化とその振興発展に資すること」を目的としています。令和8年度には制度改正があり、滋賀県の発表によると、融資利率は「令和8年4月1日から基準金利を2.2%」とし、政策推進資金に脱炭素化とデジタル技術活用に取り組む事業者向けの「GX・DX推進枠」と、女性活躍推進企業認証を取得した企業向けの「女性活躍推進枠」が新設されました。あわせて「がんばる企業応援枠」が国のモニタリング強化型特別保証制度の活用により拡充され、経営支援資金の運転資金の融資期間が「7年以内(据置1年以内)」に延長されています。自社の資金需要が運転・設備・借換・創業・事業承継・GX/DXのどの局面にあるかを見極めてから相談するのが基本です。
令和8年度の主要メニュー:経営支援資金・政策推進資金・セーフティネット資金
滋賀県中小企業振興資金は複数の資金区分で構成されています。滋賀県公式の制度融資案内によると、運転・設備の一般的な資金需要に対応する「経営支援資金」(一般枠のほか、小規模企業者特別枠、経営者保証非提供促進枠など)、政策目的に応じた「政策推進資金」(がんばる企業応援枠・事業継続新事業促進枠・事業承継枠・再生支援枠・GX・DX推進枠・女性活躍推進枠)、取引先の倒産や売上減少など経営の安定に支障が生じた事業者向けの「セーフティネット資金」(5号・経営力強化枠)、原油・原材料価格高騰など経済情勢に対応する「緊急経済対策資金」、新たに事業を始める方向けの「開業資金」(創業枠・創業サポート枠・女性創業枠・北部振興枠)、海外情勢の影響に対応する「短期事業資金(中東情勢対応枠)」などが用意されています。令和8年4月の改正で新設された政策推進資金の2枠のうち、GX・DX推進枠は脱炭素化やデジタル技術活用で経営課題の解決・生産性向上に取り組む事業者の設備資金・運転資金を対象とし、女性活躍推進枠は「滋賀県女性活躍推進企業認証制度」の認証を取得した中小企業者の事業拡大・課題解決のための設備資金・運転資金を対象とします。各枠の限度額・融資期間・据置期間・利率はメニューごとに異なるため、本記事に明示していない数値は滋賀県公式のチラシ(PDF)や取扱金融機関で必ず確認してください。
滋賀県中小企業振興資金の主な資金区分(滋賀県公式メニューに基づく)
| 資金区分 | 想定される利用局面 |
|---|---|
| 経営支援資金 | 運転・設備の一般的な資金需要(一般枠・小規模企業者特別枠・経営者保証非提供促進枠など) |
| 政策推進資金 | がんばる企業応援・事業継続・事業承継・再生支援・GX/DX推進・女性活躍推進など政策目的別 |
| セーフティネット資金 | 取引先倒産・売上減少など経営の安定に支障が生じた場合(5号・経営力強化枠) |
| 緊急経済対策資金 | 原油・原材料価格高騰など経済情勢への対応 |
| 開業資金 | これから創業する方(創業枠・創業サポート枠・女性創業枠・北部振興枠) |
対象者と申込手順:滋賀県信用保証協会・県内金融機関との連携
滋賀県中小企業振興資金の利用対象は、原則として滋賀県内で事業を営む中小企業者等で、業種ごとに定められた資本金・従業員数の要件を満たすことが前提です。各資金区分には対象業種や事業継続期間、認証取得などの個別要件があるため、自社が対象になるかは申込前に確認が必要です。申込みは、取引のある銀行・信用金庫・信用組合の融資担当に「滋賀県の制度融資(中小企業振興資金)を使いたい」と伝えるのが最短ルートです。滋賀県の申請様式には「あっせん申込用」と「金融機関直接申込用」の借入申込書があり、金融機関を経由して滋賀県信用保証協会に保証を申し込み、金融機関と保証協会の双方の審査を通過した後に融資が実行されます。信用保証協会の保証審査には一定の期間がかかるため、資金需要のタイミングから逆算して早めに動くのが安全です。制度融資の基本構造や他地域との比較は<a href="/guide/local-loan-program-guide">自治体制度融資の完全ガイド</a>を参照してください。
滋賀県内の地域金融機関との組み合わせ
滋賀県中小企業振興資金は取扱金融機関を起点に申し込むため、地元に強い地域金融機関を窓口に選ぶと相談がスムーズです。滋賀県信用保証協会の案内によると、取扱金融機関には滋賀銀行・関西みらい銀行・滋賀県信用組合・滋賀中央信用金庫・長浜信用金庫・湖東信用金庫・京都銀行・京都信用金庫・商工組合中央金庫などがあります。県内に広い店舗網を持つ<a href="/bank/shiga-bank">滋賀銀行</a>は地域の産業事情に通じた担当が制度融資の相談に応じ、近畿圏に基盤を持つ<a href="/bank/kinki-osaka-bank">関西みらい銀行</a>も滋賀県を営業エリアに含みます。このほか滋賀中央信用金庫など地元の信用金庫・信用組合も窓口になります。申込時には直近の決算書(税務申告書一式)、試算表、資金使途を裏付ける書類(設備資金なら見積書、運転資金なら資金繰り表)、事業計画書、納税証明書などを揃えておくと審査が円滑に進みます。
金利・限度額は必ず最新の要綱で確認する
本記事で示した基準金利2.2%や融資期間「7年以内(据置1年以内)」は、滋賀県が公表した令和8年4月1日施行の制度改正に基づきますが、適用される利率・限度額・据置期間は資金区分・枠・対象要件・資金使途・融資期間によって異なります。基準金利は金利動向を踏まえて見直されることがあり、各枠の利率は基準金利を起点に設定されるため、借入時点の最新値を確認することが重要です。本記事に個別の数値を明記していないメニューについては、滋賀県公式の各資金チラシ(PDF)や申請様式ダウンロードページ、あるいは取扱金融機関・滋賀県信用保証協会で実際の利率・限度額・据置期間を確認してください。また大津市など県内市町村にも独自の中小企業融資制度がある場合があり、所在地によって使える制度が変わるため、県制度と市町村制度の双方を比較して最も有利な条件を選ぶのが定石です。申込先の金融機関または滋賀県信用保証協会で見積もりを取り、令和8年度の最新要綱を確認したうえで判断することを推奨します。
よくある質問
Q滋賀県の制度融資(中小企業振興資金)にはどんな資金メニューがありますか?▼
経営支援資金(一般枠・小規模企業者特別枠・経営者保証非提供促進枠など)、政策推進資金(がんばる企業応援枠・事業継続新事業促進枠・事業承継枠・再生支援枠・GX/DX推進枠・女性活躍推進枠)、セーフティネット資金、緊急経済対策資金、開業資金などがあります。運転・設備・借換・創業・事業承継など目的別に選びます。
Q令和8年度(2026年度)に制度融資はどう変わりましたか?▼
滋賀県の発表によると、令和8年4月1日から基準金利が2.2%となりました。政策推進資金に「GX・DX推進枠」と「女性活躍推進枠」が新設され、「がんばる企業応援枠」が国のモニタリング強化型特別保証制度の活用で拡充されました。あわせて経営支援資金の運転資金の融資期間が7年以内(据置1年以内)に延長されています。
Q脱炭素やデジタル化、女性活躍に取り組む企業向けの枠はありますか?▼
令和8年4月新設の政策推進資金「GX・DX推進枠」は、脱炭素化やデジタル技術活用で経営課題の解決・生産性向上に取り組む事業者の設備資金・運転資金を対象とします。「女性活躍推進枠」は、滋賀県女性活躍推進企業認証制度の認証を取得した中小企業者の事業拡大・課題解決のための資金を対象とします。詳細な限度額・利率は公式チラシで確認してください。
Q滋賀県の制度融資はどこに申し込めばよいですか?▼
取引のある銀行・信用金庫・信用組合の融資担当に「滋賀県の制度融資(中小企業振興資金)を使いたい」と伝えるのが最短ルートです。申請様式には「あっせん申込用」と「金融機関直接申込用」があり、金融機関を通じて滋賀県信用保証協会に保証を申し込み、金融機関と保証協会の双方の審査を通過した後に融資が実行されます。
Q滋賀県の制度融資はどの金融機関で扱っていますか?▼
取扱金融機関には滋賀銀行・関西みらい銀行・滋賀県信用組合・滋賀中央信用金庫・長浜信用金庫・湖東信用金庫・京都銀行・京都信用金庫・商工組合中央金庫などがあります。県内に広い店舗網を持つ滋賀銀行をはじめ、地域の産業事情に通じた地元金融機関を窓口に選ぶと相談がスムーズです。
Q金利や限度額は記事の数値どおりですか?▼
本記事の基準金利2.2%や融資期間「7年以内(据置1年以内)」は令和8年4月1日施行の改正に基づきますが、実際に適用される利率・限度額・据置期間は資金区分・枠・対象要件・資金使途によって異なります。基準金利は見直されることもあるため、滋賀県公式の各資金チラシや取扱金融機関・滋賀県信用保証協会で最新の数値を必ず確認してください。
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