つなぎ融資(英語ではBridge Loan、カタカナで「ブリッジローン」とも表記される)とは、補助金や売掛金などの入金見込みがあるものの、実際の入金までに時間がかかる場合に、その間の資金不足を補うための短期融資です。本融資や入金が予定されていることを前提に、短期間だけ資金を調達します。
主な利用場面
審査基準
つなぎ融資の審査では、通常の運転資金融資と同様に申込企業の信用力を見られることに加え、「返済原資となる入金が実際に確定しているか」が重視されます。具体的には、補助金なら交付決定通知書、売掛金なら請求書・契約書、本融資なら融資内定の書面など、入金の根拠を示す資料の有無と入金予定時期の確実性が審査のポイントになります。入金見込みが曖昧な段階では審査対象にならないケースが一般的です。
返済方法
つなぎ融資は、待っている入金(補助金・売掛金・本融資の実行等)があった時点で、その入金を原資に一括返済する仕組みが基本です。分割返済ではなく、入金と同時またはその直後に全額を返済する形が中心のため、入金時期がずれると返済も連動して遅れるリスクがあります。返済期日を入金予定日より後ろに設定できるか、遅延時にどう対応するかは契約前に申込先へ確認しておく必要があります。
申込手続きの流れ
必要書類や審査の進め方は申込先によって異なるため、事前に確認してください。
利用の注意点
つなぎ融資では、返済原資となる入金の確実性が重要です。補助金の採択通知書や取引契約書などで入金見込みを示し、資金使途と返済時期を説明します。入金が遅れたり予定どおり進まなかったりすると返済資金を確保できないリスクがあるため、遅延時の対応も含めて資金計画を組む必要があります。
金利の水準
短期の借入でも金利負担が生じ、担保や経営者保証を求められる場合があります。金利、返済方法、担保・保証の条件は申込先によって異なるため、契約前に総返済額と返済日を確認してください。
申込み先
取引金融機関などへ相談し、入金予定を裏付ける資料、資金使途、返済原資とスケジュールを提示します。必要書類や審査条件は申込先によって異なるため、事前に確認してください。
ファクタリングとの違い
売掛金の入金待ちが理由であれば、つなぎ融資のほかにファクタリング(売掛金の売却による資金化)も選択肢になる。つなぎ融資は「借入」で負債が増え、審査は申込企業自身の信用力が中心となるのに対し、ファクタリングは売掛金を売却するため負債にならず、審査は売掛先企業の信用力が中心になる。現金化スピードはファクタリングが即日〜数日と早い一方、コストはつなぎ融資より高めになりやすい。借入を増やしたくない場合や銀行融資の審査が間に合わない場合はファクタリングが、金利負担を抑えたい場合はつなぎ融資が選択肢になる。
出典:https://www.mizuhobank.co.jp/corporate/account/tips/topic_134.html