EBITDA(Earnings Before Interest, Taxes, Depreciation and Amortization)とは、支払利息・税金・減価償却費を控除する前の利益のことです。「税引前当期純利益+支払利息+減価償却費」で計算でき、企業が本業でどれだけのキャッシュを生み出しているかを示します。
EBITDAが重要な理由
減価償却は実際の現金支出を伴わない費用です。EBITDAは「実際にどれだけ稼いでいるか」を税務政策・財務政策・設備投資方針の違いを除いて比較できる指標として、M&AやシンジケートローンのLBO分析で標準的に使われます。
中小企業での活用場面
計算例
営業利益500万円、支払利息50万円、減価償却費200万円、税前利益450万円の場合:
EBITDA=450万円+50万円+200万円=700万円
有利子負債が3,500万円なら、有利子負債÷EBITDA=5倍です。何倍までとするかは、金融機関・融資ごとに異なります。公表されている基準の例では、中小企業の事業再生等に関する研究会の「中小企業の事業再生等に関するガイドライン」(令和8年3月一部改定)が、事業再生計画の終了年度に有利子負債の対キャッシュフロー比率(債務償還年数に近い考え方の比率)を概ね10倍以下にする内容を求めています。これは経営を立て直す計画の到達点の基準で、新しい融資の審査の線ではありません。
出典:https://www.chusho.meti.go.jp/zaimu/shoukei/download/m_and_a_guideline.pdf