プライムレート(prime rate)とは、銀行が最も信用力の高い優良企業(プライム顧客)に対して適用する最低の貸出金利のことです。一般の法人融資金利はこのプライムレートに加算された水準で設定されます。
日本では「短期プライムレート」(短プラ)と「長期プライムレート」(長プラ)の2種類があります。
短期プライムレート(短プラ)
期間1年以内の短期融資に適用される基準金利。日本銀行の政策金利(無担保コール翌日物レート)の影響を受けます。多くの銀行の変動金利融資はこの短プラを基準に設定されます。2024年時点で主要銀行の短プラは年1.475%が目安です。
長期プライムレート(長プラ)
期間1年超の長期融資に適用される基準金利。主に新発10年物国債の利回りなどを参考に各金融機関が設定します。長プラは各行が独自に設定するため、行ごとに異なる点に注意が必要です。
融資金利との関係
一般の法人融資金利は「短プラ+スプレッド(上乗せ幅)」で決まります。スプレッドは企業の信用力・担保・取引関係によって変わります。信用力が高いほどスプレッドが小さくなり、金利が低くなります。
経営への影響
変動金利型の融資を利用している場合、プライムレートが上昇すると支払利息が増えます。日銀が利上げを行うと短プラが上昇するため、変動金利融資を多く抱える企業にとっては返済額増加のリスクがあります。長期の設備投資融資には固定金利の選択も検討してください。