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財務指標よみ:じゅんしさん

純資産(自己資本)とは

総資産から総負債を差し引いた残額。会社が実質的に「自分のもの」として保有する財産。銀行融資で最も重要な財務指標の一つで、マイナス(債務超過)だと融資は極めて困難。

純資産(Net Worth / Equity)は、貸借対照表の右下に表示される「自己資本」の部分です。総資産から借入金・買掛金・その他負債をすべて差し引いた残りが純資産であり、会社が実質的に保有している財産を示します。

貸借対照表における位置

資産の部(左) = 負債の部(右上) + 純資産の部(右下)

純資産の構成要素

**資本金**:設立時・増資時に払い込まれた資本
**資本準備金**:増資時の払込超過額
**利益剰余金**:過去の利益の蓄積(繰越利益剰余金)
**その他有価証券評価差額金**:保有株式の評価損益

銀行融資における重要性

銀行の審査担当者が最初に確認するのが「純資産の部がプラスかどうか」です。

純資産の状態融資への影響
プラスで増加傾向最も評価される状態
プラスで横ばい標準的な評価
プラスだが減少傾向要注意。赤字・引当金に注目される
ゼロ(債務超過寸前)融資審査で大幅マイナス評価
マイナス(債務超過)民間銀行融資はほぼ不可能。政府系のみ相談可

純資産を増やす方法

1.**利益の積み上げ**:最も正攻法。毎期の当期純利益が繰越利益剰余金に積み上がる
2.**増資**:株主から新たな資金を調達する。株式発行や経営者・親族からの出資
3.**DES(デット・エクイティ・スワップ)**:借入金を株式に転換して負債を圧縮・純資産を増加させる

自己資本比率との関係

自己資本比率 = 純資産 ÷ 総資産 × 100(%)

純資産の金額だけでなく、総資産に対する比率(自己資本比率)で財務健全性を判断します。20%以上が審査上の目安となります。

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