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コミットメントラインとは|法人融資審査での意味・見方・注意点【2026年】

銀行があらかじめ融資枠を確約する契約。当座貸越に近い仕組みで、未使用枠にもコミットメントフィーが発生する。

執筆: 法人融資ナビ編集部 / 公開: 2026-04-20 / 更新: 2026-07-19

コミットメントライン(commitment line)とは、銀行が一定期間・一定額の融資枠を企業に確約する契約です。企業は必要な時に枠内でいつでも融資を受けられます。当座貸越の一形態として位置づけられます。

当座貸越との違い

広義では「コミットメントライン=当座貸越」として同義で使われることが多いですが、厳密には以下の違いがあります。

当座貸越:一般的には当座預金口座に紐付いた個人・中小企業向けの短期融資枠
コミットメントライン:主に中堅・大企業向けの正式な融資枠確約契約(法的拘束力が明確)

コミットメントフィー

コミットメントラインでは、借りていない(未使用の)枠に対しても「コミットメントフィー」が発生します。これは銀行が枠を確保することに対する対価です。

通常のフィー:未使用枠の0.2〜0.5%/年程度
例:1億円の枠を半分(5,000万円)使用中の場合、残り5,000万円に対してフィーが発生

利点

必要な時にすぐ資金を調達できる「緊急時の保険」として機能
使わない限り実質的なコストが低い(フィーのみ)
与信枠が確保されているため、急な資金需要にも即対応

設定の条件

コミットメントラインの設定には通常の融資審査と同様のプロセスが必要です。多くの場合、既存の取引銀行で良好な実績がある企業が対象になります。毎年の更新審査があり、業績悪化時は枠の縮小・廃止となる場合があります。

申込・交渉での使いどころ

資金繰り表から、資金が必要になりやすい月と必要額を先に整理します。申込時は枠の金額だけでなく、使わない枠にかかる費用、利用できる期間、更新時に見直される条件を同じ表で確認してください。緊急時に何の支払いへ充てる枠かまで説明できると、通常の借入と区別して相談しやすくなります。

出典:https://www.boj.or.jp/statistics/outline/notice_2002/ntcom01.htm

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