手形貸付(てがたかしつけ)とは、借主企業が借用証書の代わりに銀行を受取人とする約束手形を振り出し、銀行から短期資金を借り入れる融資方法です。
仕組み
借主は融資額面の約束手形(支払期日は融資期間に合わせて設定)を銀行へ差し入れ、銀行はその手形金額を融資します。銀行取引契約書・連帯保証契約をあらかじめ締結しておけば、以降は手形への署名・捺印だけで反復利用できるため、都度契約書を作成する証書貸付より手続きが簡便です。主につなぎ資金・短期運転資金など、1年以内の短期融資で使われます。
証書貸付との違い
紙の手形・小切手の電子化にともなう縮小
全国銀行協会は「手形・小切手機能の全面的な電子化に向けた自主行動計画」で、2026年度末(2027年3月末)までに電子交換所における手形・小切手の交換枚数をゼロにする目標を掲げています。同協会は、紙の手形・小切手の交換が2027年3月末までに廃止されるとも案内しています。
こうした電子化の取り組みとして、手形貸付の新規受付を終了する銀行も出ています。例えば東日本銀行は、2027年4月1日以降に手形貸付の新規受付を終了し、代替サービスとして証書貸付と融資当座貸越を挙げています。一方、同行は商業手形割引と手形担保について、2027年4月1日以降を期日とする手形の受付を終了し、代替サービスとしてでんさい割引とでんさい担保を挙げています。
利用・継続を検討する場合は、取引銀行に現在の取扱い状況を確認することが前提になります。
出典:https://www.fsa.go.jp/policy/tegatakogitte/tegatakogitte.html